かわら版ブログ | Page 5|モリ保険事務所|宮城県気仙沼市


2012年2月2日14:30、全ての東日本大震災地震保険金請求立会を完了

本日2012年2月2日14:30、全ての東日本大震災地震保険金請求立会を完了致しました。

最後のお客様は遠洋まぐろ船の船頭さんで、独身の為、震災以降やっと気仙沼に帰られた方でした。
超保険火災で建物・家財ともに地震保険上乗せ補償でご契約頂いていた為、ご満足頂けるお支払いが出来ました。同行頂いた鑑定人も、こんなに喜んで頂けて仕事のやりがいを再確認しましたと話して下さいました。

立会鑑定は全て終了…

最初の立会は2011年3月26日14:00からとサイボウズ・スケジュール管理に残っています…

夢中でした…
今でも夢中だと思います…

残念ながら、未だ震災で亡くなられたお客様への保険金支払いが相続手続き等、複雑事案として残って居ります…

しかし、一つ新しいスタートを踏み出せる様な気がします。

まだまだ気仙沼の復旧・復興には遠く厳しい現実があります。どう立ち振る舞い、地域と共に進んで行けば良いのかと不安が過る事もありますが、現実をとらえ本当に大切な価値とは何かを問い続けながら歩んで参ります。

多くの応援を頂戴しました事に感謝申し上げ、また明日から粛々と業務を全う致します。
心より小社一同、皆様に感謝申し上げます。

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東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝(しんろくでん)」

東北大学防災科学研究拠点の皆さんと東京海上日動CRSの担当者が小社を訪問下さいました。2時間程のヒアリングの後、今後の活動等のレクチャーを受けました。 文部科学省や日本アイ・ビー・エム株式会社などの産官学の機関と連携して、東日本大震災に関するあらゆる記憶、記録、事例、知見を収集し、国内外や未来に共有する東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝(しんろくでん)」の気仙沼定点観測をご依頼頂きました。本プロジェクトは、今回の震災の被災地を中心にして、最低10年間は活動を続けるそうです。
しっかりと継続的に活動して参ります。

http://www.dcrc.tohoku.ac.jp/archive/



2012年 仕事初め

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2012年の仕事初めを迎えました。
祖父が保険代理業に携わってから94年目の年。また、新たなスタートを迎える事が出来た事にスタッフ一同、感謝申し上げます。

本日、日本FP協会理事長、加藤寛氏の『新しい公共」と言う言葉に出会いました。どちらかと言うと日本は、「公」に「私」が押さえつけがち。福沢諭吉が「公」と言う概念が導入される時、「天が私を押さえつけるのではなく、私たちが力を出し合い天を支える」と主張されたそうです。

「新しい公共」は「国民が自分たちで働いて、公を支える」。つまり東日本大震災後、ボランティア活動に代表される様に「個人の力が社会全体のプラスになる」大きな転換期に今あるとの見解でした。

私どもも、この「新しい公共を」心に仕事や社会活動をスタートしたいと思います。

本年も、ご指導賜ります様に宜しくお願い申し上げます。